この項では、CREATE CACHE GROUP文の実行時に発生する可能性があるいくつかのエラーについて説明します。
『Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド』のキャッシュ・グループの制限に関する項の説明にあるように、TimesTen列とOracle列との間に非標準のデータ型マッピングが存在する場合は、キャッシュ・グループは制限付きになります。また、キャッシュ・グループに定義されている主キー列と、Oracle表に定義されている主キーまたは一意キー列が一致していない場合も制限付きになります。
AUTOREFRESHまたはPROPAGATE機能を使用する場合や、同期または非同期WRITETHROUGHキャッシュ・グループを作成する場合は、Oracle表とキャッシュ・グループ表との間で主キーまたは一意キーが一致している必要があります。また、データ型マッピングのガイドラインに従う必要もあります。CREATE CACHE GROUP文の実行時にデータ型エラーを受け取った場合は、TimesTenのCREATE CACHE GROUP文の表定義でのデータ型が、Oracle表でのデータ型に可能なかぎり一致していることを確認してください(『Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド』のキャッシュ・グループの作成時にサポートされるOracleデータ型に関する項を参照)。たとえば、OracleのNUMBER(4)型は、TimesTenではDECIMAL(4,0)として定義する必要があります。